始動直後のCO-HC排出量とスモークテスト

先日(6/8)エンジン暖気状態の変化により排気ガス中のCO-HC濃度がどのように変化するかの実証実験をしたと、ここでUPしました。その後、日本製A車とドイツ製B車の始動直後のデータ比較とスモークテストの考察等が担当の松浦先生より届きましたので紹介します。(yagawa)

1枚目の解説:

外気温27℃で、エンジンの暖機をせず、いきなりエンジン始動した直後からのアイドリング状態でのHC(ppm)とCO(%)の排出濃度を排気分析計で測定した結果です。

2台の車両共に、一旦急激な増加をした後、ほぼ同じタイミングで減少する状況を観測できました。

7~8秒で触媒が温まり排気ガスがクリーンにはなりませんから、エンジンスタート直後に、燃料の始動増量が働き、7~8秒で解除されたという結果を示していますが、日本製もドイツ製も同じ考え方を示しているというのは大変興味深いです。

2枚目の解説:

日本製A車はスポーツ仕様になっています。そのため、排出するスモークは、高性能ディーゼル車並みでした。

サーキットを走行する車は、予想通りというか、少々排気ガスが汚れていますね。

 (松浦)

 

 

 

  • 開発エンジニア専攻科
  • 更新日:2020.06.24

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